9月の連休は昨年同様北東北を巡ることにした。

昨年バイクで探索していて目を付けていた十和田湖の発荷峠から1kmほど林道を入ったところにある甲岳台という展望台を拠点として3日間林道巡りにどっぷり浸かることにした。
ダイネットからは素晴らしい風景が広がる。
写真では5分の1位の魅力しかお伝えできないのがもどかしい。
湖から100m程の高さにあるのでとても見晴らしがいい。

水は沢水だが下のキャンプ場入り口に公衆トイレがあるので補給可能。
私は発荷峠よりこちらからの風景の方が絵的で好きだ。
展望台を占拠するアウトローキャンパー、と言われそう。

この位置に駐めるのは夕方から早朝までで、バイクで出かける日中は隅っこに移動した。もっとも連休のこの3日間で来訪者は2人だけだったが。

夕焼けを帰宅時間を気にせず最後まで鑑賞できるのはキャンピングカーだけの特権。
十和田湖周辺には10km以上のロングダートが多数ある。

そのひとつ、櫛ケ峰林道から南八甲田の主峰櫛ケ峰を望む。
櫛ケ峰林道から大小川林道へ直接接続する。

大小川林道は整備の手が入っておらず荒れ放題。

これは全然いい方の場所で、ほとんどの区間は笹薮の中を掻き分けるように10km/h程度の速度で進む。
見事なまでのブナ林。

山菜取りの人が入る道が複雑に入り組んでおり、しばし周辺を散策した。
おいしい湧き水まで整備されていた。

青森の林道は荒れていても人は多数入っているため、関東のようにやみくもに通行止めにしたりしないのがうれしい。
大小川林道から空岱山を望む。
一旦国道に出て北八甲田の景観を楽しみつつ笠松峠を越え、谷地温泉の先から国道に平行する林道へ入る。

振り返るといままで通ってきた北八甲田山群の雄姿。
ついに携帯電話基地局の電力を賄えるだけの技術が完成したのね。

周辺に電線などは一切なかったので、これでどんな山の中でも携帯電話が通じる世の中になるのか。
3日目は南下して秋田県小阿仁村付近の林道を散策。

しかし1本目の仁別川林道は大荒れの状況。

ここを通過するのはかなり冷や汗ものだった。
何度も降車して押しが入ったがなんとか突破した。しかし先にいくつも同様の崩落があり、1時間程格闘の末勇気ある撤退を決断した。
仁別川林道を突破できなかったためかなり大回りをして姫ケ岳林道へ突入。
露熊山峡という景勝地を林道から望む。

この後旧河北林道を抜けようと思ったが通行止め表示があったので撤退。この日は目標の林道3本中2本で撤退というさえない戦果に終わった。
   


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