雪渓と新緑の奥只見湖(銀山湖)、日本最大の人造湖となれば一度はカヌーを浮かべて見たい。

関越道からのアプローチが容易な銀山平に一泊し、湖ツーリングとキャンプを楽しんだ。
関越道小出ICからかつての有料道路奥只見シルバーラインで30分ほどのイージーアプローチでかなり山奥に来たお得感があるけれど、湖の岸はどこも切っ立っていてカヌーでも自然の出艇場所は無くスロープを拝借するしかない。マイボート持込みは3000円by地主(誰?)
との看板があちこちに立っていて、ヨットハーバーじゃあるまいしボリ過ぎじゃないかと思うが首都圏から2時間でこれだけ恵まれたフィールドでは仕方ないのかも。

私のはボートじゃなくカヌーだからいいよね、と勝手な解釈をして、スロープを厳重に閉ざしているゲートの下を手で引っ張ってカヌーを通過させる。船外機はセットせず大きな袋に隠して積み、手漕ぎで出艇し船着場から見えなくなるところまで漕いでから岸に上陸して船外機をセットするというセコイ行動に出たのはヒミツ。
新緑と残雪の稜線のコントラストが美しい。
ダムの水は満水状態。岸辺の木の枝が水面にかかる様子は美しいけれど、上陸場所が全くないのには参った。おかげで4時間ほど全く上陸できず。
船着場では半袖半ズボンでちょうどいいくらいの暑さだったのに、水面ぎりぎりまで雪渓が残っている。Tシャツで出艇したら寒いのなんの、湖をなめてました。
うーん、マウンテン。

たまに釣り船や遊覧船と出会うこともあるけれど、ほとんど人工物が目に入らない自然の濃度に圧倒される。
湖岸は基本的に似たような景色の連続だったけれど、たまにこんな場所もある。
湖といっても複雑な形をしているので湖岸の長さは100km以上あるだろう。全部まわってやろうと思ったけれど、あまりにも長いうえに上陸して休むこともできないので半分ほどで打ち切り。とにかく大きかった。

圧倒的な自然から受ける絶対的な孤独感がたまらない。
   


トップへ戻る