ミッションオイルを流し込み中。

16年落ちの中古だが定期点検記録簿が全く無く(恐らくメーター戻の証拠隠滅ため処分された)ため、整備状況は全くわからない。

とにかく車に入っている全ての液体を交換。

ブレーキフルード、クラッチフルード、パワステフルード、冷却水、ミッション、トランスファー、前後デフ、エンジンオイル。

どれも余り交換されていた形跡はなく、結構汚れていた。金属片などは出なかったので、ほっとした。

ミッションオイルやデフオイルなどはエンジンオイルのように注油口からオイルジョッキで、というわけにはいかないので、ペットボトルのキャップに穴をあけホースを通したものにオイルを満たして少しずつ流し込む。
本当はオイルサンクションガンというでっかい注射器のようなもので車体下から注入するのが王道だが、要は入れば何でもOK.。たまたま手元にあった電灯のかさを使ってペットボトルを半分に切ったものを固定し、シフトレバーのゴムカバーを外してホースを通たが、シフトレバーのゴムカバーは外すのは簡単でも着けるのは面倒なので、ホースの取り回しが面倒だがエンジンルームからやったほうがいい、と後でわかった。
カーショップの宣伝みたいな写真。

MTミッションオイルは普通デフに入っているものと同じ80-90番ぐらいのギアオイルが定番だが、ロデオのミッションは純正のベスコトランスアクスルオイルを使わないとトラブルのもとになるらしい。

ミッションオーバーホールは大出費なので、いすゞディーラーで1リットル1000円で5リットル量り売りしてもらった。デフオイルは4リットル缶で2000円弱のトヨタ純正をホームセンターで購入して前後とも交換。フロントデフはドレンボルトがないのでオイルチェンジャーなどで上抜きしないと交換できない。手持ちの真空ポンプと小瓶で即席オイルチェンジャーを作成して交換。
ミッションの横に4WDはトランスファーというものもついており、そこからフロントプロペラシャフトが出力される。ミッションとは別室になっているのでオイルの種類は同じだがそれぞれにドレンボルト、フィラープラグが付いているので別々に交換。2つ合わせて4.5リットル位。
ドレンボルト、フィラープラグの位置はミッションアンダーカバーを外して観察すれば誰でもわかると思う。どちらも22mmのボルトで、フィラープラグ表面には「ENGINE OIL」とご丁寧に表示がある。「GEAR OIL」でないところが不思議だが、いすゞのミッションとは他社と違い柔らかめのオイルを基準に製作してあるそうだ。実際ベスコトランスアクスルオイルの注入はギアオイルの注入より3倍以上早く終わる位流動性が高かった。常温での流動性はエンジンオイルと同等でギアオイルとは明らかに違う。

ミッション以外は特別なオイルはなく、パワステフルードはトヨタATFのD-Ⅱ、ブレーキクラッチフルードは1リットル500円の激安DOT-3。冷却水もホームセンターの2リットル濃度90%698円の安物を薄めて使用。

   


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