床暖房、シャワー、給湯の要、温水熱源器。

家庭用のものを数千円でヤフオクで入手し、スペアタイヤを取り外した後に取り付けた。




10kg程度の小さい箱だが、内部はハイテクのかたまり。60度の温水を温度制御しながら2階まで圧送する能力をもつ。7000キロカロリー(カセットコンロの2倍)という市販品では一番出力の低いものだがカシータには3000キロカロリーくらいで十分(ガスがすぐ無くなるので)。
操作は全て室内のリモコンから行う。

100Vインバータを介してバッテリー駆動すると大体1時間30分くらい使用できる。夜は洗濯機や食器洗い機を動かすのに発電機を使用することが多いので問題ない。朝はもたもたしているとバッテリーが空になってしまう。朝から発電機の騒音は避けたい。一番電力を消費しているであろう温水ポンプを12V用に改造すればインバータの変換ロスがないし、2階までの圧送能力は完全にオーバースペックなので長く使えるようになると思うが、現状なんとか使えているのでよしとしている。
キャンピングトレーラー選定にあたり、はずせない重要条件のひとつにこいつとガスボンベを2m以上離して両方室外に取り付けることが可能なことがあった。

この不恰好な後部バンパーがないと取り付けは難しい。真ん中のパイプ取り付けはスペアタイヤの取り付けボルトをそのまま使用している。
箱の左右に取り付けたステンレスパイプを、バンパーにコの字金具で固定した穴具に差し込む。荷重のほとんどはバンパーに掛かる構造なので、バンパーに取り付けた穴具がプラスチック製なのがちょっと不安だが今のところ問題なし。
いちおう精密機械なので、スプリングを入れてフローティングにしてある。
右から青が給水、オレンジがガス、温水の往きと戻りの4配管。


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